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コラム
   
2004年5月17日

 
   「ビジネスの飛躍につながる『感知する力』」

経営者に求められる能力や資質にはいろいろなものがありますが、その中でも「感知する力」「他の人が気づかないことに気づく力」という部分に関して、立て続けに話を聴く機会があったので、ご紹介したいと思います。
■ある医師の話 医者に求められる技術というのは多岐にわたりますが、その基盤となるのは「診察をする」という部分なのです。なぜなら診察が間違っていると、治療そのものが誤ったものになってしまうからです。診察をするということは、患者の状態をどれだけ正しく知るかということ、つまり「患者(患部)を感知する」ということになるのですが、この能力の高さは医者としての技術力そのものに比例しているように感じます。つまり、感知力が高い医師は、その他の技術も大変優れていることが多いということです。 最近は医療器械、特に検査装置の技術が大変に発達していまして、いろいろな検査が簡単かつ精密に行えるようになりました。ところが、そのおかげで、検査に頼ってしまって、医師における人間対人間の感知力というものが低くなってきていると思います。この感知力というものは、ある種説明しにくい能力でもあるので、学校などで説明されることはほとんどありません。本来は、実際に患者と接してゆく中で、身についてゆくものなのですが、先ほど申したように、機械任せの検査が中心になってしまって、感知力を養う機会が減っているのです。医者の数は増えても、名医が少ないのはこういうところに起因しているような気がします。 そういう観点では、僻地医療に携わっている医師の中に、ズバ抜けて優秀な医師が生まれることがあるというのは、納得できることなのです。僻地では機械による検査が十分に行えないので、必然的に医師の感知力に頼らざるを得ないのです。そういう経験の中から、感知力が磨かれてゆくのでしょう。
■ある経営者の話 異業種交流会などで、さまざまな経営者と話をする機会があるのですが、どうやら僕には他の人が見えないもの、感じられないもの、が見えたりわかったりするようです。もちろん、幽霊とかの話ではなく、ビジネスチャンスという意味です。例えば、今、窓からこの部屋の外を見たとしましょう。僕には雨が降っているのが見えるのですが、他の人には見えない。僕は「雨が降っているから、傘が必要だ。じゃ、傘を売ろう」と考えるのですが、他の人には雨が見えないから、「お前、なに馬鹿なことを言ってるんだ」と笑われるわけです。ところが結果的に雨が降って傘が売れる。こんな感じなんですね。 この様な能力がどこから来たのかはわかりませんが、ある人に言わせると、剣道を長くやっていたからではないか、ということでした。剣道というのは、竹刀を振り回す技術も必要ですが、実際の勝負はそういう部分ではなく、「どれだけ相手の気配を感じることができるか」なのです。そのような気配を感じる訓練を長く続けたから、商売のチャンスが感じられるのだ、という話でした。 もちろん、すべてのビジネスが当たるわけではありませんが、少なくとも当社が順調に成長している一因であることは間違えないと思っています。
■あるマジシャンの話 皆さんもご存知のように、マジックは「技術」です。だからタネも仕掛もあります。では、そのタネや仕掛は、人間のどのような部分をターゲットに仕組んでいるかというと、「常識的な判断力」なんですね。つまり、「そんなことはありえない」とか「こうなるはずだ」というような左脳的な判断の裏をかくわけです。ところが、世の中にはこのマジックを見破ってしまう人がいます。それは、常識にとらわれず、直感で物事を見ることのできる人なんです。こういう人は、右脳の使い方が上手なんでしょうね。ただ、そればかりだと、アーティスティックになりすぎて、日常での一般的な判断や行動が、いわゆる常識ハズレになってしまうようです。大事なのは、常識と直感を使い分ける能力、あるいはそのバランスなのではないか思っています。
いかがですか? ところで、この「感知する力」を養うトレーニングのひとつとして「瞑想」があるのですが、最近ビジネスマンの間でこの「瞑想」が静かなブームになってきているようです。書店のビジネスコーナーにも「瞑想」に関連した本が結構並んでいます。私も昨年から気(気功)のトレーニングをしていますが、そのトレーニングの中でも重視しているのは瞑想なんですね。そのメンバーの多くは経営者やビジネスリーダーの方たちなのですが、話を聴いてみると、やはり瞑想をした後は新たな発想や難問の解決策が見えてくることが多いそうです。 皆さんも、目をつむって何も考えずに静かに座って一時を過ごす、ということをやってみると、なにか素晴らしいヒラメキがあるかもしれませんよ。
以上

 

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黒須靖史


   

 

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