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コラム
   
2004年11月1日

 
   先日ベトナムのハノイ貿易大学(Foreign Trade University)の日本学部で、講義をする機会がありました。日本の製造業と流通業についての現況やこれからの方向性についての話をしました。製造業については、「日本の製造業(特に中小企業)が中国進出などの経験を得た今、海外展開をどのように捉えているか、またそれに関連してベトナムにどのようなチャンスとリスクがあるか」という話をし、流通業については、「消費の二極化進展と新しいターゲットとなる消費者像とそのアプローチスタイルについて」の話をしてきました。

日本人が講義をするということによって、非日常的な好奇心が増大することは当然あるとしても、学生の熱心さにはとても驚きました。講義中にこちらから質問すれば、それについて一生懸命に答える(しかも日本語で!)のは当たり前。話の中のさりげない問いかけにもガンガンとレスポンスがあります。そして、講義の前後には、臆することなく積極的に、しかも礼儀正しく様々な質問をしてきます。ある生徒は、今度発表するレポートについての添削を頼んできましたが、若干情報が古いものの、内容的にはとてもレベルの高いものでした。日本語でのレポートなのですが、下手な日本のビジネスマンよりよっぽど上手な文章を書いています。

彼らは非常によく勉強しているなぁ、という印象を受けました。これは先月クライアントの支店開設のために上海を訪れたときにガイドをしてくれた中国人学生にも共通するものです。ソウルでも同じようなことを感じました。僕があった人々の数は、それぞれの民族のホンの一部ではありますが、日本ではあまり経験のないことです(自分のことは棚に上げています(笑))。アジアでの経済的なポジションということについてはともかく、若い人たち、中でもエリート層や起業家の卵といった人たちの貪欲さという点では日本は完全に負けていると思いました。特に「自分の将来について明確なビジョン」を持っているという部分は力強さの源泉だと感じました。

今、日本の中小企業では、後継者問題が企業存続の大きな伏兵となっています。以前、中小企業大学校の後継者養成コースに参加していた2代目が、休憩時間中にホワイトボードに猥褻な絵を描いて喜んでいた姿をみて唖然としたことがありましたが、このような2代目の下で一生懸命働いている従業員のことを考えると情けない気持ちで一杯でした。 2代目に限らず、若いビジネスパーソンには自分の目指す方向を見据えていただきたいなぁ、と思っています。

以上

 

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黒須靖史


   

 

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